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いまだに笑い始続けている?くんと男。
その声を頼りに少年は少女といっしょに戻ってきた。
「ははは...。おー、逃げた男片割れ君じゃないか。どうした?」
「ははは...。そうですか。あなたが見捨てた人ですかー...って!?」
少年の顔を見た途端、明らかに顔が暗くなっていく男。
「ももも、申し訳ございません!私、死んでお詫びを...。」
「いや、いいから。そんな事より、この少女、お腹が空いてるみたいなんだ。」
「は、はい!ただいま作ります!」
と、急に慌てて動き始める男。
トントントントントン。
ぐつぐつぐつぐつガタッゴトッ、ギュイィィーン。
「はい、できました。みそ汁。」
「おいこら、あれでどうやってみそ汁が出来るんだ?」
「細かいことは気にしないで。はい、どーぞ。」
男から差し出されたみそ汁を受け取る少女。
「...ありがとう。」
少女が、みそ汁を飲む姿を見て、少年はうんうんと頷いた。
と、?くんがある事に気付いた。
「... ?くんは?」
「あ。」
少年の脳裏によぎる数分前の出来事。
あの時確か自分は、?2くんを見捨てた気がする...。
「置いてきちゃった、てへ。」
「てへ、じゃねぇ、てへじゃ。どうすんだよ?」
「探しに行ってくる...。」
少年が腰を上げたその時!
茂みから、あいつが再び現れた!
目が血走っていて、よだれがダラダラしている。
(や、やられる!)
と、少年が思う間に、あいつの爪が目の前に...。
「危なーい!!」
爪が振り下ろされる前に、男がそう叫び少年をかばった。
そして、鮮血が飛び散った。
――続く――
あとがき。
なんと連載10回目だそうで。
10回目なので話が全然進みません。
やばいです。かなりやばいです。
あとがきのネタも失くなるくらいやばいです。
なので、今回はこの辺で。
でわでわ高直でした。
高直HP
「仁義なきコレクション」
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