少女は思った。
あんな大声で叫んだのに、誰も来ないということは、
この近辺に人は居ない、と。そして、
それならば、正体を現してもいいだろう、と。
すると、今までの姿が変化し始めた。
元の――髪は赤く、そして短く、TシャツにGパンという
ラフな格好。身長においては、140cmあるかどうかという、
完全なかわいらしい少女――姿から、違う――髪は黒く、
そして長く、キャミソールにミニスカートという
派手な格好。身長は、160cmぐらいになり、
そして、これが一番特徴的なのだが、首に
首輪がされているという色っぽい大人のお姉さん――姿に。
そしてこのお姉さんは、まだ気を失っている?2くんの顔に、
自分の顔を近づけた。

そう、このお姉さんは、ゲンさんを石にした人物である。
今まさに、?2くんにも行われようとしている所だった。

しかし、いつまでたっても、?2くんは石にならなかった。
救世主が現れたからである。
メシア。イエス=キリストである!!
(このネタがわからない人は、社会の先生にでも聞いてみよう)


じゃなくって。
少年が現れたのである。
片方は、ちょっとアダルトチックな場面に出くわしてしまった。
もう片方は、今まさに殺(?)そうとしている所を見られてしまった。
それらをたし算すると、導かれるのは...
気まずい雰囲気。ものごっつ。
「...し、失礼ぶっこきました〜。」
と言い、回れ右をして逃げようとした少年だったが、
「ちょっと待ちなさい。」
と呼び止められてしまった。
恐れおののきつつ、少年は振り返った。
そこにわ!!


そういえば、皆さんも忘れている(自分も忘れてた...)
?くんと彼を助けた男はというと。
「な!?あんたもそう思うだろ?」
「ははは。確かにひどい少年ですね。」
すっかり打ち解けていた。
話題は、さっきの?2くんと少年が見捨てて逃げたことである。
「そういえば、みんな遅いなぁ。」
「まぁまぁ、そんな人たちはほっといて、
こっちはこっちで楽しみましょう。」
「そうだね。」
二人の笑い声が途絶えることはなかった...。






――続く――



あとがき。
久し振りのあとがきを書きます高直です。
色々と一段落つきまして、ようやく一週間に一度
出せるようになりそうです。
早く、少年を本当の名前にしてあげないと。
でわでわ、高直でした。


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